学生時代、学校のテストで100点を取ったことがある方はたくさんいると思いますが、私が経験したがんの放射線治療や100点と0点の両方を取ったことがある方は中々いないと思います。 しかも、100点を取ったとき親に褒められることは当たり前ですが、0点を取ったときも褒められてしまった何とも不思議な経験をしました。 テストで0点をとった日、父親に言われたひとことは、今でも印象深く残っています。
高校3年生のとき、私が数学の期末テストで人生初の100点を取ったときは、何物にも変え難い喜びで一杯でした。 帰宅後、熊本でアパート・マンション経営する父親に「よくやった!さすが俺の息子だ!」と言われた言葉が今でも印象に残っています。 一方で小学4年生のとき、私は当時苦手にしていた理科のテストで0点をとってしまった人生の中でも数少ない嫌な経験をしてしまいました。 「これは父親にこっぴどく叱られるな」と覚悟した私は、父親にテストの結果を素直に報告しました。 すると「人生で1度くらい0点も経験しておくといいよ」と意外なアドバイスが返ってきました。
この先、私の人生の様々な場面で100点や0点を取るに等しいような経験があるかもしれませんが、どんなときも後ろは向かず前に進んでいきます。